Tさん、M君と3人で校長室へ向かう。
しかし何故か幼稚園児に捕まった。教室に引きずり込まれ2時間みっちり付き合わされた。
なんとか抜け出し再度校長室へ。
授業配分は一人5時間程度になる。部屋の電話も代えてくれると言ったし、机も用意してくれるみたいだ。いろいろ学校内の説明など話を聞き、3人とも満足で校長室を後にした。
午後、M君が「新東門大市場」という大きな市場を発見したと言う。
市場はメインストリートの裏側にあった。現代風の店が並び、車も多い通りをそれたところにある、中国らしい雑多な市場だった。
食材も、家具も、基本的な生活用品はここで全て揃うだろう。
出店で買った小さなケーキを食べながら歩く。市場に並ぶ様々な品物にいちいち目を奪われながら歩くのは楽しい。少し古びた感じのする、そんな市場だった。
夕食後、子供たちが大勢やってきた。道場でダンスや空手の練習がしたいという中学生、東芝や王磊ら高校生が遊びにやってきた。
生徒を部屋に入れるなと言われてるんだけどなぁ・・・。
ある生徒がI君をからかっていた。I君は年が19と彼らと近い。
何か頭に来たことがあったのか、I君がいきなり生徒の胸倉をつかんでしまった。先ほどの生徒も19歳らしいく、ナメられたわけか。しばしI君と話し合う。
次に中学生女子4人組がやってきた。まるで嵐のようだった。
なぜか持ち物をねだられる。
写真をよこせと言う。
適当に選び与えると、満足して帰っていった。
それから10分ほど過ぎ、女性の先生が見回りにきた。
「生徒たちはいない?」
「はい、いません」
「絶対生徒たちを部屋に入れちゃだめよ?」
「あ、はい」
「特に(強調)、女生徒はね」
「あ、はい」